君はあたり前

汚れた気持ちから全く這い上がれないまま美容院に行き、髪を切り色を抜いてもらう
髪をきれいに整えてもらっても帰りの中央線の窓ガラスに映る自分はほんとうに醜くて涙すらでなかった
いつからこんならふうになってしまったんだろう
愛され方をすっかり忘れてしまった
誰も知れないまちへ行きたい
わたしのことを知るひとがいない海辺のまちで花を売って暮らしたい