かなしいとき目を閉じると深い夜に建つちいさなひとつの観覧車が見える ゴンドラのはなつ七色のひかりに向かってわたしはゆらゆら歩いてゆく ひとは灯りのある場所でしかいきられなくて その灯りは闇の中でしかかがやけない わたしはそれを思い出したくていつも目を閉じる