海が見たい
孤独がつのる
つよい健康な明るい精神をもつひとが 彼にはふさわしくて わたしじゃない他の誰かと一緒にいるべきなのではないか どうしてわたしは普通の人間になれないのだろう 明るくいつも元気でいたいのにどうしてできないのだろう これからも一緒にいるにはどうしたらいいのだろう 泣いてばかりいる 生きるのがつらい わたしばかりが片想いしている
起きたら昼だった 渋谷まで行かなければいけない いま目にうつるものだけを抱きしめてなければならない 元気がない
彼の過去のかけらに触れるたび 別の遠い星から何億光年もかけて片想いしてるような気持ちになる 4号室に雨が降る
わたしにできること きちんと薬をのみ、うれしくなるちいさなひかりをあつめていくこと このふたつをさぼらずにしっかりと行うこと 白い闇から抜け出せない 抜け出したい
昼間 ぼうっとしながら中央線に乗り スピッツのエトランゼを聴きながら晴れ空を眺めていたらぼろぼろ泣けて、わたしはほんとうにあたまがおかしい スピッツがすばらしいことだけがわかる ただの空洞になってしまった 白い闇に眠る
薬に頼らないと正常になれなくて、でもそもそも正常とはなんだろう わたしはあたまがおかしいから普通ができない 明るいことだけ話したい つよくなりたい
泣きたいのに涙は出なかった がんばるちからがほしい だれの邪魔にもなりたくない