待ちぼうけ
雨風に憂い漂い凪ぐ君が好きだった
恋人と一緒にいるとき このひとは一体わたしのどこがすきなのだろうと疑問におもう、かなしくなる
きちんと 彼のすきなわたしでいられているのだろうか
かなしみに気づいた頃からずっとかなしかった
ひとはひとりで生まれ ひとりで死ぬ
太陽
ふたりでいることに慣れてしまうと ひとりの時間がほんとうに心細くて
こんなに不安で ひとりがこわくて、わたしは今までどうやっていきてきたんだろう
あと2年後くらいには 何かが変わっているといい
一緒にわらって生きていきたい
わけもないのに輝く
降りだした雨に こころを澄ませる
この身体はただのうつわでしかなくて わたしというかたちに乗ってゆける場所には かぎりがあるけれど、
たましいは うたうようにどこまでもゆけること そう信じたいこと
それをいつも忘れそうになる
水の音に寄りそうたび 思い出さなきゃとおもう
好きだと言えずにごまかして笑う
無印良品の黒いリネンワンピースを買おうか迷い、買わずに店を出る
帰り道にすれ違ったしらないひとの香りから陽が沈んだあとの海辺が思い出されて泣きたくなった
最近またさよならポニーテールばかり聴いている
勘違いなんだまるで
わたしが一年以上ひとりでくるしんで泣いていることは 彼が今の彼の暮らしを保つことに対して完全に負けていて、勝ち負けではないとわかっているけれどかなしくて、むなしくて、彼にとってわたしの存在はそのくらいの大きさなのだとどうしても考えてしまう
余計な不安につぶされないようにしたいのに 目を背けた現実は ずっとわたしを追ってくる、逃げてしまいたい、しあわせなことだけに目を向けていたい、自分をまもるために感情を鈍くしなければならない
甘すぎるナンバーは要らない
ひとりになった部屋で泣く
すきであればあるほど 何を信じたらいいかわからなくなる
わたしはこのまま 来るかわからない未来を待っていていいのだろうか
もっと軽やかに愛せればよかった
くるしい
今でも変わらない答えを求めているばかり
元気がないと 目を背けていたさまざまな不安やかなしみが 潮のひいた砂浜のように 明らかに照らされてしまうので できるかぎり元気でいたい
おいしくないカフェモカを飲む
どうしたら大人になれるのだろう
君のにおいも風のざわめきも横顔も忘れてしまう
どうしてこんなにかなしいんだろうと思いながら料理をしてその日いちにちのかなしみを清算して 清算してもしきれなくて また朝がきて 雪みたいに感情が積もってゆく
からだの中で雨に濡れた子犬がずっとこちらを見ている
五月の虹
かなしいときも うれしいときも 手を差し出せる距離にいるのが自分でありたくて、でもそれができない現実がくるしい
どうして一緒にいられないんだろう、一緒に生きていくことを、わたしの命を愛するひとに毎日差し出していくことを、ゆるしてほしくて、認めてほしくて
わたしは彼と結婚したい、明日も明後日も縷々と日々を結んでゆきたい、それはわがままな願いなのだろうか