きやきやのかけら

わたしの中で燃える星、溶けあい、まばたき、
次々とできあがっていく無数の透明な花束
灰色のせかいに散らばる宝石を拾いあつめて
ここまできた

はな唄が合唱になっても おぼえていてね
壊れそうなひかりの明滅たぐりよせて
祈りの呼吸を青の向こうに投げたこと

月の舟にのり 流れてゆく 夜明まえのあかり
わたしたちは かなしい やわらかなけもの