仕事のあとに吉祥寺へ出てビーズと下着とプラムを買った 何を信じていいか、何に信じられるのか、なんにもわからない ただ帰り道に線路沿いの坂の上から見下ろす街灯りはひたすらにまっすぐだった
ひかりを見ると胸がいっぱいになって涙があふれてしまう あたしは街灯のひかりを目指しその熱で死んでしまう蛾とおなじなんだとおもう
部屋のドアの前で鍵をさぐる 恋人と買いものしたときのスーパーのレシートが出てくる 愛がわからない