切れはし

だいじょうぶ と すきだよ を繰り返しとなえてほしいという願望
なんてちっぽけで くだらないのだろう
そういうすかすかのがらくたみたいな偽物の希望を
薄汚れたきもちで まるめてゴミ箱にすてたい

それでも 愛されたいと泣いて
頑丈な 金属みたいな愛情にあたまをなでられたかった
生きていてもいいと ぼくをゆるしてほしい