あす急に帰省することになりとっさにチョコレートショップに入った
きっと父も母もろくに食事をとっていないだろうし、いちばん手っ取り早く心とからだ両方に栄養を送ってくれるのはチョコレートだとおもったから
あたしの考えはどこまでもかなしく、単純で幼稚だ
季節と季節の混ざりあう
ぬるく浮き足だったにおいがほんとうにきらいだ
Coccoばかり耳に流す
ひとはいつかかならず死ぬ
春の海へでかけるための白いワンピースを買った
あたらしくしゃぼん玉も買った
こんなに次々と夢が叶ってしまって わたしはいったいどうなってしまうんだろう
醒めない夢はないと あたまではわかっているのに
こころがついていかない
目を閉じると波音が聴こえる
ひかりがきれいだということはおそらく多くのひとらが理解していて、だとすれば少しのひかりもない暗闇を美しいとおもうひとはいるのかな
ひかりのまったく射し込まないせかいできみを見つめようとしても見つけられなくて わたしはただ生ぬるい深海で感情を切り棄てて漂うことしかできずにいる
右手の薬指に触れた鼓動だけを頼りに息をする
雨
アパートの近くの池にひろがるちいさな無数の波紋を眺める
水面に落ちた桜の花びらが池の縁に淡いピンクの河をつくっていて
そのぼやけた色彩がいっそうわたしを孤独にさせる
どうしてこんなにもかなしいのか
わらうことがつらくて 日常をやりすごすだけで精一杯で
いつから どこで まちがってしまったんだろう
ずっとわからない
人間にやさしくできないこと
じぶんにやさしくできないこと
だれもわかってくれないことへの嘆き
またはだれもわからないことへの嘆き
だれかがそばにいるときのほうが
わたしはまぎれもなくひとりぼっちだ
部屋でひとりになって やっとすこしだけ気がほどけた
生きるためにはがんばるをがんばることがあたりまえで
それがじゅうぶんにできないわたしは
この星へ落ちてきたときからとっくに人間じゃなかったよ
どこへだって行っていいはずなのに
わたしは裸足のまま まっくらやみの中でうずくまってる
うごけない
きたない感情をことばにしてしまったら こころ自体が黒く歪んでしまう
わかっているのに わたしのこころはどこまでも汚いから よごれた感情がいくらでもあふれでる
こぼれた真っ黒な海にのまれて そのうちわたし自身に毒がまわって死んでしまう
だれもいない場所へゆきたい
たとえば砂丘
どこまでも砂しかない空間
ひとのいない美しいせかいで
だれにも気づかれずに砂にとけて死にたい
欲しかったマーチンの靴が品切で買えなかった
でもすべての巡り合わせは必然だから まだ時期じゃないだけだったんだとおもう
できるだけあかるくてきれいな気持ちを保っていたい
前を向いて 日々のひかりに目を細めたい
すべてには終わりがある
幸せな瞬間にも 先の見えないかなしさにも
いつかすべて大丈夫になる
わたしはわたしを信じたい