夢際

スーパーカーの音楽と おいしいチョコレートと 本があって
それだけがこの夜においての 少ない真実のような気がしてくる

ひとの心はもろく 儚くて
どうしたって 見て この手で触れられるものだけを信じそうになるし
そういうものだけを信じられたなら
どれだけ楽になれるだろう

わたしはずっと かなしくてさみしいところで
うずくまりながら
助け出してくれる ほんとうのつよいうでを待ってる

ばかだなあ